既存建築物の修繕を手掛けるリニューアル部の顧客は、主にビル管理会社。リニューアル部では工事と営業が一体なので、一人で営業活動から施工管理までを担当します。当社が元請けとなって設計から仕上げまでをトータルに手掛けるケースも多く、倉庫を店舗に改装したり、古い間取りのマンションを全面的にリノベーションするなど、まさに人気のテレビ番組のような案件もあります。私は昔からこの番組が好きだったので、お客様に満足を提供できるこの仕事に大きなやりがいを感じています。
入社６年目には都心の事務所ビルをショールームに改装する仕事を担当し、非常に勉強になりました。有名建築事務所が設計したデザインを実現するために、難しい図面を解読し、初めて使う素材を調達し、初めて仕事を依頼するタイル職人や木工職人と打ち合わせをするなど苦労の連続でしたが、多くの人と協力してひとつの作品を創り上げる喜びを味わうことができました。

私は建築の専門知識がない状態で入社しましたが、当社には技術部や建材販売部門などが独立して存在するため、あらゆる専門家に協力を求めることができます。当社に関わる多数の協力会社の方々も、長年の付き合いを通じて当社のやり方を熟知してくれており、あらゆる場面で助けてくれます。私の部下には文系出身者が何人もいますが、みな多くの人々との関わりから興味ある分野を学び、楽しみながら成長しています。好きな事を仕事にするために大切なことは、会社に入ることを目的にするのではなく、自分がやりたいことは何かをよく考えることではないでしょうか。自分が興味を持てることなら、多少の苦労があっても、必ず続けていかれるからです。
当社の社員の役割は、施工管理者として発注元と打ち合わせを繰り返し、協力会社に指示を出し、多くの職人を管理する立場に立つこと。だから、最も必要な資質はコミュニケーション力と推進力、そして好奇心といえるでしょう。８週間の新人研修の後は現場に同行して技術を一つひとつ学んでいきますが、早ければ２年程度で一つの仕事を任せられるようになると思います。

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